2006年07月25日

はじめに

自分の子供を育てる際には、礼儀作法や学校教育について真剣に考えるはずです。
ところが、ひとたび犬のことになると、真剣に取り組む飼い主さんが激減してしまいます。
人でも犬でも、全く教育を受けずに社会ル-ルを覚えたり、都合良く行動するはずがありません。 欧米では犬は教育して初めて真の「家庭犬」になるという考え方が強く、実際に犬のしつけのレベルが日本よりもかなり高いのです。
 例えば欧米の国によっては、犬は子供料金で電車やバス等、公共交通機関を利用できますし、レストランやカフェで、飼い主の足元に犬が控えているのはご覧になったことがあるでしょう。
 また、集合住宅でも犬は当然のように飼われていますし、大型犬・小型犬の区別はありません。
 これらは、欧米のお店や公共機関・集合住宅等が犬を受け入れているから、という単純な理由ではなく、犬のしつけのレベルが社会全体として良好であるからできることです。
欧米でも、しつけのできていない犬はお店に入れません。
むしろ、純粋種だろうが雑種であろうが、しつけのできていない犬の飼い主は軽蔑されます。
たとえ小型犬でもしつけができていなければ近隣に迷惑をかけるでしょう。
逆に大型犬でも飼い主の言うとおりおとなしくしていれば何ら問題は起きません。
特に犬好きを自認するイギリス人の中には、「犬を教育できなくて、人間の子供を教育できるはずが無い」と言う人もいます。
日本の犬の知能レベルが特別低いなんてことはありません。日本の飼い主のしつけに対する理解度が低いのです。
犬のしつけについて、手抜きをしようと思えばいくらでも楽ができますが、それでは日本の犬たちの教育レベルはいつまでたっても改善されません。
 日本の集合住宅で犬の飼育が禁止されることが多い理由には、犬に対する社会の偏見も確かにありますが、実際に集合住宅で近隣の迷惑になるような犬やマナ-の悪い飼い主が少なくないのも原因でしょう。
 しつけの意識の低い社会の中で、レベルの高いしつけ(実際には高いレベルではなく、それができて当然のレベル)を目指すには、ある程度の意識改革が必要です。
 あなたの犬がしつけのできた「よいこ」であれば、どこに行くにも同伴できるでしょうし、そのような犬が増えれば社会全体の犬に対する認識も改善されるはずです。
あなたの飼い犬のしつけは、あなたの「犬への意識」を映し出す「鏡」であると理解すべきでしょう。

投稿者 jasperah : 00:03 | コメント (0)